アカアシシギ夏羽(トリトリデッキ前、7月上旬)

アカアシシギ ( Common Redshank )

名称(ヨミ)アカアシシギ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態ヒヨドリほどの大きさ。頭から背は湿った砂のような褐色かやや濃い茶褐色で、頭から胸にかけて細かな白斑が入る。腰から尾羽、腹は白い。目の周りには白いアイリングがある。くちばしは先が黒く付け根は黄色味がかる。くちばしの先は黒く、元のほうは赤い。名のとおり足は赤く長め。夏羽は、全体に褐色が黒っぽくなる。親鳥はツルシギに似るが、本種よりやや多きいこと、くちばしが長く下の根元だけが赤いことで見分けられる。幼鳥では、翼にチリチリした細かい白斑があり、またくちばしの根元や足が黄色くキアシシギに似るが、本種の方が足が長い。飛ぶと、頭から背の褐色、翼の先端の黒、翼の後ろ側、腰、尾羽の白のコントラストが良く目立つため、多種との見分けは容易くなる。
生息種類旅鳥
概要【分布】
ユーラシア大陸の亜寒帯から温帯、北海道の一部で繁殖し、秋冬は南下しインド、東南アジアで越冬する。徳之島では、春秋の渡りの際に見られ、稀に越冬する。

【生態】
「キヨ~ン」とよく通る高い声で鳴く。1、2羽で小走りに移動しながら、小さなエビなどの節足動物やゴカイなどを食べる。

【島内の目撃情報】
数は少ないが毎年春秋の渡りシーズンに渡来する。天城町総合運動公園周辺の泥の多い干潟で、採餌する姿が見られる。
観察できる場所干潟、磯、干潮時の河口

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