夏羽から冬羽に換羽中のアオアシシギ

アオアシシギ ( Common Greenshank )

名称(ヨミ)アオアシシギ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態体の部分はキジバトよりやや小さく細身で、足は薄緑や黄緑で長い。セイタカシギに次ぐ足の長さで、スマート。頭から背にかけて灰色で、細かは白斑が入る。翼はやや濃い灰褐色で、羽一枚一枚の外縁に白、その内側に暗褐色の縁取りがある。夏羽は頭から胸、背が黒っぽくなる。雌雄同色。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要【分布】
スコットランド北部、スカンジナビア半島から極東ロシアにかけ、ユーラシア大陸北部で繁殖し、秋冬はアフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアへ南下し越冬する。徳之島では春秋の渡りの際に見られるほか、一部が越冬する。

【生態】
「キョーキョーキョー」と通る声で鳴くのが特徴。干潟や水深の浅い水辺で、小魚や小型のエビ、カニなどを捕食する肉食性。1羽でいることは少なく、数羽から数十羽で行動する。警戒心が強く、人を近づけさせないほか、地続きの岩場よりも極力離れた岩場で休む傾向が強い。10羽を超えるような、ある程度の群れになると安心し座って休むが、通常は片足立ちで休むことが多い。

【島内の目撃情報】
最もよく見られるのは、徳之島町の南西糖業南側にある諸田池で30羽以上が越冬することがある。天城町内では松原から浅間にかけての干潟で見られ、少数が越冬している。
観察できる場所水深の浅い池、干潟など

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