ノゴマの雄(給食センター駐車場わき)

ノゴマ ( Siberian rubythroat )

名称(ヨミ)ノゴマ
中分類スズメ目
小分類ヒタキ科
形態スズメくらいの大きさ。全身が緑がかった褐色 ≒ 代表的な陸軍カラーのオリーブドラブ(OD色)に似た色彩で、腹側はやや薄い。雄は目の周囲とくちばしが黒く、目の上下に白い帯があり、喉の赤い部分が目立つ。雌は目の上と喉がぼんやりと白い。同じコマドリの仲間、アカヒゲの派手さとは対照的である。

※本種はもともと、その姿からアカヒゲと呼ばれていた可能性があり、関連URLはその資料へのリンクとなっている。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要【分布】
ユーラシア大陸中東部の亜寒帯で繁殖し、冬は東南アジアへ移動するとされる。南西諸島では少数が越冬している。徳之島では毎冬、サトウキビ畑で声が聞かれる。

【生態】
徳之島では冬鳥で、サトウキビ畑やうっそうとした植栽のある庭などで越冬する。非常に警戒心が強く、滅多に茂みから出ない。雄は越冬中、主に朝や曇った日中に「フィヨィョ・フィヨリッ」と連続して鳴くので、居場所は判りやすい。また、雄雌のペアで越冬している姿が見られる。暖かい秋の晴れ間や、渡りが迫った春先には複雑な声で鳴くさえずりが聞かれる。昆虫や、木の実などを食べる雑食性。

【島内の目撃情報】
鳴き声はするが、その声がノゴマと知らない人がほとんどで、存在自体が知られていない。冬の朝、稀にサトウキビ畑わきの道路に出てくることがある。風当たりが弱い、川辺のうっそうとしたアシ原や灌木でも越冬し、給食センター周辺の湾屋川でも見られこともある。(伐採されると越冬できない)また、春先には渡りのスタミナを養うため、餌を探して花の咲く木が多い庭に現れて、さえずることもある。
観察できる場所鳴き声のするサトウキビ畑や庭の周辺
関連URLhttps://drive.google.com/file/d/1hIA13e7NJjHjL8i8RETwlAt0O65IxC4m/view?usp=sharing

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