奄美群島初記録のタカサゴモズ(2015/1/23、浅間)

タカサゴモズ ( Long-tailed shrike, Rufous-backed shrike )

名称(ヨミ)タカサゴモズ
中分類スズメ目
小分類モズ科
形態シマアカモズより大きく、ヒヨドリくらいのモズ。頭が大きく、猛禽類のような鋭いくちばしを持ち、尾は細長い。モズやアカモズでは黒い過眼線(目のところを通る帯)がくちばしの上では細くなるが、本種では太く帯状に続いている。頭や首の上面は灰色、胸や背は赤褐色。翼と尾は黒っぽい。飛ぶ姿を後から見ると、背や腹の赤っぽさが目立つため、赤い鳥に見えることもある。英名Rufous-backed shrikeは、赤っぽい背のモズの意。
生息種類漂鳥
概要【分布】
中国東部、南部、台湾などで繁殖し、冬季は南下する傾向にあるが、洋上を遠距離にわたり移動することはない。そのため国内では台湾に近い八重山列島では比較的記録が多いものの、それ以外の地域では関東以西で記録があるが極めて稀。

【生態】
飛来するのは非繁殖期の冬場。モズやシマアカモズと異なり、開けた草地より、川辺や湿地帯など背の高い草や低木などが茂る場所で主に昆虫を捕食すると思われる。

【島内の目撃情報】
2015年1月23日、奄美群島で初めて天城町浅間で見つかり、一月あまり観察された。
生息地のマップhttps://goo.gl/maps/atSntH7Rdy62

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