ハジロクロハラアジサシ(夏羽)

ハジロクロハラアジサシ ( White-winged Tern )

名称(ヨミ)ハジロクロハラアジサシ
中分類チドリ目
小分類カモメ科
形態キジバトより小さくイソヒヨドリくらいの大きさ。夏羽と冬羽では印象が全く異なる。夏羽では、頭から腹、背、翼の裏の前側が黒く、翼の上面は灰色、尾は白い。アジサシにしては、かなり黒い姿である。対して冬羽では、ほぼ全身が白っぽくなり、目の後が黒く頭はゴマ塩状のまだらになる。コアジサシのようにシャープに二叉した尾羽は持たない。雌雄同色。冬羽では、近縁でやや大きいクロハラアジサシとの見分けが難しくなる。
生息種類旅鳥
概要【分布】
ユーラシア大陸の、ヨーロッパ東部から中央アジアと、東アジアの温帯~亜寒帯で繁殖する。冬はアフリカや東南アジア、オセアニアに移動し越冬する。北米でも大西洋岸でハシグロクロハラアジサシの群れに混じって見つかることがある。国内への飛来は多くなく、徳之島には春秋の渡りの時期に見られ、海岸よりむしろ牧草地で見られる。

【生態】
牧草地や池、干潟の上をふわふわと波打つように飛びながら、さっと降下し、くちばしでつまむように昆虫やエビ、ゴカイなどを捕り、飛んだまま食べる。

【島内の目撃情報】
空港や、空港付近の牧草地、トリトリデッキ(天城町総合運動公園)周辺の干潟、徳之島町の諸田池で見られることがある。数羽のクロハラアジサシの群れに混じっていることもある。2011年5月には、空港の草地に30羽あまりの群れが飛来した。飛来の記録は、2010年6月、2010年7月、2010年11月、2011年5月、2011年6月、2012年5月、2012年6月、2013年5月、2013年9月、2014年6月、2014年7月、2015年5月。
観察できる場所牧草地、干潟、近縁種クロハラアジサシの群れの中

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