ヒラテテナガエビ(三京川上流、取水口)

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ヒラテテナガエビ ( A kind of Freshwater prawn )

名称(ヨミ)ヒラテテナガエビ
中分類エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど)
小分類テナガエビ科
形態時に体長10センチほどになるエビ。5対の歩脚のうち、前から2番目がハサミになっており、テナガエビの中でも太く、平たい。全体に暗褐色で、青や黄み、赤みがかった個体が見られ、情況によっても体色を変えると思われる。胸部には、ひっかき傷のような淡褐色の縦線が入ることがある。
概要※ヤマトテナガエビとも呼ばれる。

【分布】
千葉県以西の太平洋側と、京都府以西の日本海側、琉球列島、台湾に分布する。徳之島でも河川で普通に見られる。

【生態】
川の下流域から上流まで広く生息。流れの速い川にも生息する。夜行性とされるが、木立が茂って薄暗い上流部では、昼でも見られることがある。他のエビや水生昆虫などの水生動物や動物の死がい、石についた藻類などを食べる雑食性と考えられる。両側回遊(りょうそくかいゆう)で、卵からふ化した幼生は海へ下って成長する必要があるため、雌はふ化が近づくと川を下って下流域に移動するとされる。

【島内の目撃情報】
秋利神川水系では、徳之島ダムより上流では数が減って見られなくなってきた。以前は、三京川上流の取水口周辺で見られた。平成29年7月、調査および西阿木名小中学校の水生生物観察会を兼ねた三京川での捕獲では、数匹がわなに掛かり、ダム下流に放流された。徳之島町の亀徳川、神嶺ダム上流からも見つかった記録がある。
観察できる場所比較的水量の多い、流れのある河川
生息地のGoogleマップURLhttps://goo.gl/maps/gDkRSNAamGH2

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