オイカワの雄(三京川)

オイカワ ( Japanese pale chub )

名称(ヨミ)オイカワ
中分類コイ目
小分類コイ科
形態全長15センチほどになる淡水魚。雄が雌より大きくなる。背は褐色、腹は白銀で体側には水色とピンクの横しまがある。オスは濃く、メスは薄っすらした色合いで、特に繁殖期のオスはとても濃い色になり、顔には黒いブツブツ=追星(おいぼし)が見られ、尻びれが大きくなる。
概要※外来種、1970年代にアユの稚魚を移入した際に、混じって放流された。肝心のアユは定着せず、本種が定着してしまった。西日本ではウグイなどと共に、ハヤと呼ばれる。

【分布】
朝鮮半島からマレー半島にかけてや、台湾、フィリピンに分布するが、戦前戦中に国内から移入されたと考えられる。国内では西日本と九州を中心に、最近ではアユやヘラブナと共に移入され東北でも見られるようになったという。徳之島では、秋利神川水系で見られる。

【生態】
河川の中、下流域に住むとされるが、徳之島では比較的上流に近い早瀬にも生息する。藻類や、水生昆虫、落水した昆虫や他の魚類の稚魚なども食べる雑食性。寿命は3~4年。産卵期は初夏から盛夏。

【島内の目撃情報】
秋利神川水系でダムより上流、三京分校周辺の三京川が見やすい。

※石の下にいる川虫の類や、茹でたスパゲッティ、うどんなどを餌にして手軽に釣ることができる。小さいものは天ぷらに、大き目の物は塩焼きや素焼きにして食べることができる。甘露煮もポピュラーである。

PageTop