家の軒先に現れた、ギンボシザトウムシ

ギンボシザトウムシ ( A kind of Harvestmen )

名称(ヨミ)ギンボシザトウムシ
中分類クモ類(クモ、サソリモドキなど)
小分類ザトウムシ目
形態全長は5ミリ前後、脚は非常に細長い。幼体のころは体色が黒く、生態になると緑のメタリックになる。体の上面、目の周辺と腹の両脇に白い斑点があり、幼体ではとても目立つ。

※ザトウムシはクモと異なり、目は頭胸部上面に単眼が2つあるのみで、頭胸部と腹部も一体化していてくびれていない。体に比べて極端に脚が長く、脚には関節があるものの、しなやかなカーブを描いて直線的ではない。また、アニメーション映画「千と千尋の神隠し」でボイラーを炊いていた「釜爺」のモデルとなっている。
概要【分布】
北限は山口県南部、九州北部で南西諸島にも分布する。徳之島でも森林から人家まで広く見られる。

【生態】
ゆっくりと揺れるように歩く。昆虫を捕らえたり、ミミズの死骸などを食べる肉食性の強い雑食と考えられる。地上のみならず、樹幹や家の軒に登ることもできる。

【島内の目撃情報】
夏場、ジメジメした森林内や未舗装の道路などを歩く姿が見られる。庭木の多い家庭では、軒先でも見られることがある。
観察できる場所薄暗く、ジメジメした森林内や未舗装道路など

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