リュウキュウアサギマダラ

リュウキュウアサギマダラ ( Ceylon blue glassy tiger )

名称(ヨミ)リュウキュウアサギマダラ
中分類チョウ目
小分類タテハチョウ科
形態開張すると7センチあまりになる、中型のマダラチョウ。体には、黒字に白い斑点がある。前翅、後翅ともほぼ同色で、表側(背側)では薄青の地に、太く黒い支脈が通っている。裏面は支脈が茶色い。一見、4本足に見えるが、前脚が退化し畳まれている。アサギマダラは別属で、前翅と後翅の色が異なる点や、支脈が細く間隔が広い点で見分けられる。
概要【分布】
インドから東南アジア、台湾、国内では奄美大島以南の南西諸島に分布する。徳之島では深い森林以外の場所で見られる。

【生態】
幼虫はガガイモ科の植物を食べ、アルカロイドを取り込んで有毒になる。成虫にも毒がある。そのためか、成虫はあまり人を恐れず吸蜜する。冬、15℃より寒くなるあたりから、集団越冬する姿が見られることが知られている。昼間は暖かくても、夕方寒くなると、また同じ場所に集まってくる。

【島内の目撃情報】
センダングサで吸蜜している姿を見かけることが多い。集団越冬は、秋利神の水力発電所の周辺や、千間で見られる。しかし近年、強い西風が当たるようになり、道路付近では見られないこともある。
観察できる場所センダングサの多い荒地や海岸、冬の越冬地の秋利神、千間

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