コバンアジ

コバンアジ ( Small spotted dart )

名称(ヨミ)コバンアジ
中分類スズキ目
小分類アジ科
形態最大で60センチほどになる、中型のアジ。銀色で側扁した魚体は卵型のシルエットで、和名ではその姿を小判になぞらえている。成長に従って体側の側線に沿って2、3個の黒点が現れる。尾びれが深く二叉して長い。近縁のマルコバンには黒点はない。

※魚類の体長には、全長と叉(さ)長があり、全長は頭の先から尾の先、叉長は頭の先から背骨の延長の尾びれの後端である。そのため、尾びれ中央部の切れ込みが大きい魚種ほど全長と叉長の差が大きい。
概要【分布】
ポリネシアから西太平洋、インド洋の暖海に分布する。徳之島でもリーフ周辺の浅い海で見られる。

【生態】
比較的浅く、穏やかなリーフ周辺、内湾などを好む。数匹の群れで表層を回遊し、小魚などを捕食する肉食魚。幼魚はイノーやビーチなどでも見られる。

※フカセ釣りやルアー釣りで掛かることががあるが、数は少ない。刺身、焼き魚、味噌汁の何れも美味しいものの、薄い魚体なので見た目より身は少ない。

【島内の目撃情報】
比較的浅いリーフ周辺や、砂地で見られる。松原漁港周辺や、徳之島町の山湾、花徳の浜など。幼魚は川津辺周辺のイノーにも入ってくることがある。

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