カラシラサギ

  • 画像切り替えサムネイル画像 その1

  • 画像切り替えサムネイル画像 その2

  • 画像切り替えサムネイル画像 その3

  • 画像切り替えサムネイル画像 その4

  • 画像切り替えサムネイル画像 その5

カラシラサギ ( Chinese egret, Swinhoe's egret )

名称(ヨミ)カラシラサギ
中分類ペリカン目
小分類サギ科
形態コサギよりわずかに大きい、小柄なシラサギ。春の渡りのときに見られるため、ほとんどが夏羽である。夏羽では、くちばしが黄色く、後頭部の飾り羽が多数伸びている。足は黒く、足先が黄色い。コサギやクロサギの白色型と似ており、識別には注意が必要。コサギは飾り羽が2本で首が細長く、クロサギ白色型は足が灰色や薄緑色である。つまり、本種の頭と体はクロサギ白色型に、足はコサギにそっくりである。
生息種類旅鳥
概要※羽毛目的などで乱獲されたり、繁殖地が失われて激減している。一説には、個体数は2,500羽程度とされ、クロツラヘラサギよりも危機的で希少な種と言われている。

【分布】
朝鮮半島北西部の渤海、黄海東部周辺の河口や湿地で繁殖し、国内には稀に飛来する旅鳥である。徳之島では天城町のトリトリデッキ周辺や徳之島町の大瀬川で記録がある。

【生態】
干潟や浅い河川で小魚や、エビ、カニなどの甲殻類などを採餌する。ゆっくり歩きながら採餌したり、コサギに似た小走りや、クロサギに似た全身で突進するような採餌方法の場合もある。東南アジアなどで越冬した個体が、4~6月ごろ渡りの途中で飛来する。

【島内の目撃情報】
渡来するのは1羽か2羽で、トリトリデッキ周辺や岡前川津辺の前川河口周辺の干潟で、採餌する姿が見られる。徳之島町の大瀬川でも観察された。2010、2013、2015、2017、2019、2020、2022、2023、2024年に記録がある。他のサギ類と異なり、強力なはさみを持つハシボソテッポウエビのはさみを振りちぎって捕食する様子が観察されている。
観察できる場所干潟や、干潮で浅くなった河川の下流域
関連動画https://drive.google.com/file/d/0Bz9RA7q_36_zRjJjbnA0SjFidlk/view?usp=sharing

PageTop