ツノメチゴガニ(雄)

ツノメチゴガニ ( No English name )

名称(ヨミ)ツノメチゴガニ
中分類エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど)
小分類スナガニ科
形態甲幅5~6ミリほどの小さなカニ。体色は砂色や赤褐色などの斑になっており、砂礫(砂や小石)に溶け込んで見えにくい。ツノメの名の通り、目の上に細い突起がある。雄のはさみは大きく、白い。
概要1995年に学名が付けられていることから、比較的最近まで知られていないか、もしくはチゴガニと同一視され、意識されていなかった種らしい。チゴガニとは科が異なるため、あまり近縁ではない。

【分布】
国内では奄美大島以南、海外については不明。徳之島では、オキナワハクセンシオマネキやヒメシオマネキが見られる、比較的乾いた泥と砂礫の干潟に生息する。

【生態】
警戒心が強く、危険を感じると素早く巣穴に逃げ込む。小さくて目立たないが、雄はスナガニ科に共通するウェービング(バンザイのような動作の繰り返し)をするため、比較的見つけやすい。砂や泥に含まれるデトリタス(植物のかけらや、動物の死骸の一部などの有機物)を食べる雑食性。

【島内の目撃情報】
オキナワハクセンシオマネキや、ヒメシオマネキの生息が確認できれば、周囲で見つかる。町内では浅間や岡前川津辺の干潟で見られる。
観察できる場所泥と砂礫の混じった干潟で見られる

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