イカ餌木に好奇心を示す、ハナミノカサゴ

ハナミノカサゴ ( Red lionfish )

名称(ヨミ)ハナミノカサゴ
中分類カサゴ目
小分類フサカサゴ科
形態全長40センチほどになるミノカサゴの一種。背びれや胸びれが長く伸び、泳ぐ際に広げている。背びれの先端は毒針で、刺されると激痛に襲われるが、これまで死者は出ていない。体色は、茶色と白の横縞で目も縞の一部のように見える。後の背びれ、尻びれ、尾びれには暗色の斑点が規則的に並び、近縁のミノカサゴにはないため見分けられる。
概要【分布】
太平洋西部、インド洋東部の温帯から熱帯の海域に生息する。徳之島でも、サンゴ礁や漁港で見られる。

【生態】
主に夜間に採餌する。小魚、エビ・カニなどの甲殻類を捕食する肉食性。おおむね日中は頭を下にして、体を固定して動かない。その姿は、ソフトコーラルやイソギンチャク、ウミシダなどに似ている。積極的に攻撃してることはないが、釣り餌やルアーなどに時折掛かってしまう。

※刺された場合、医療機関が遠い場合などの応急処置として、傷口を洗浄してから熱い風呂くらい(45℃以下)の湯に30~90分程度浸す。(不安定なタンパク質の毒であるため)

【島内の目撃情報】
天城町内では、松原漁港ならば肉眼で見えやすい。ヨナマビーチにある岩の周辺でも見つかることがある。徳之島町では山漁港でも見られる。
観察できる場所潮流の穏やかなサンゴ礁の周辺、内湾の岩礁

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