クモウツボ

クモウツボ ( Starry moray )

名称(ヨミ)クモウツボ
中分類ウナギ目
小分類ウツボ科
形態全長は最長で1メートルを超えるが、通常は60センチほどのウツボ。背びれ、尾びれ、尻びれが一体となり、皮膚に覆われた厚みのあるひれがあり、胸びれ、腹びれはない。黒、黄、白の細かな点をちりばめ、点描したような特徴的な班が入る。独特の斑紋を雲(クモ)や星空(Starry)、舞う雪(Snowflake)になぞらえた名で呼ばれている。鼻孔は筒状になっており、黄色い鼻栓をしているように見えるため、強面なわりに愛嬌がある。
概要色彩が美しくて比較的性格が温和、大型にならず鋭い歯も持たないため、ペットとして人気がある。

★ウナギ、アナゴ、ウツボの血液には血清毒が含まれており、目や口、傷口に炎症などを引き起こすため、調理する際は注意が必要。また血液は飲まないこと。なお、60℃で5分間加熱すれば、毒性が失われるとされる。

【分布】
北米、中米を含む太平洋岸からアフリカ沿岸のインド洋の亜熱帯、熱帯の海に広く分布する。徳之島では浅く波静かなリーフ内にあるサンゴ周辺で見られる。

【生態】
サンゴの隙間などに潜み、甲殻類やタコなどを食べる肉食性。ウツボのなかでは温和な傾向にあるが、追いかけると口を開けて威嚇してくる。

【島内の目撃情報】
天城町内では、ヨナマビーチ周辺で見られる。
観察できる場所サンゴと砂地が混在する浅い海、タイドプール

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