イトヒキアジ(幼魚)

  • 画像切り替えサムネイル画像 その1

  • 画像切り替えサムネイル画像 その2

  • 画像切り替えサムネイル画像 その3

  • 画像切り替えサムネイル画像 その4

イトヒキアジ ( African pompano )

名称(ヨミ)イトヒキアジ
中分類スズキ目
小分類アジ科
形態全長1メートルを超える、大型のアジ。幼魚はひし形で背びれ、尻びれの一部が伸びて糸のように見えるため、イトヒキの名がある。銀白色で、背側がやや青く、暗色の横しまが入る。成長に従ってひれは短くなり、銀色で前後に長くなる。額が突出するため、ひし形でなく長い五角形に見える。

※魚類の体長には、全長と叉(さ)長があり、全長は頭の先から尾の先、叉長は頭の先から背骨の延長の尾びれの後端である。そのため、尾びれ中央部の切れ込みが大きい魚種ほど全長と叉長の差が大きい。
概要【分布】
世界中の亜熱帯、熱帯海域に広く分布する。国内では幼魚が新潟県や茨城県で見られることもある。徳之島では引き潮のイノーや、ヨナマビーチなどで見られる。

【生態】
幼魚は浅く穏やかな内湾の表層で見られるが、成魚は比較的深い海域に生息する。小魚やエビなどの甲殻類を捕食する。幼魚の姿は、毒性の極めて強いハブクラゲの類に擬態しており、シュノーケリングなどで追いかけると、ひるがえって威嚇することがある。

参考:国内では幼魚が多く漁獲されるが、薄くほとんど身がないので、ほぼ雑魚である。ある程度大きくなると、体に厚みが出るので食べられるが、生育した場所によっては風味に癖があるという。

【島内の目撃情報】
ヨナマビーチや、松原のイノー見られるが、数は多くない。成魚の写真は徳之島町の山漁港で釣獲されたもの。ほか、亀徳でも成魚が釣獲されている。
観察できる場所ヨナマビーチや山湾など砂地の海水浴場や、浅いイノー

PageTop