ベニシオマネキ(雄)
ベニシオマネキ ( Thick-legged Fiddler Crab, Estuary Fiddler Crab )
名称(ヨミ) | ベニシオマネキ |
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中分類 | エビ目(エビ、カニ、ヤドカリなど) |
小分類 | スナガニ科 |
形態 | 甲幅1.5センチ前後の、やや小さいシオマネキ。その名の通り、一見紅色≒赤い姿をしており、雄は左右どちらかのはさみが大きい。眼柄(がんぺい)≒目の根元の棒の部分は長い。雄は一様にはさみは赤いが、甲羅や足は変異が大きく、甲羅はほとんど黒っぽいものから、水色と朱色のパターンが入ったもの、朱色一色のものなど様々、足は赤か濃い紫色をしている。雌は甲羅とはさみが赤く、足は赤いものと濃い紫色のものが見られる。 |
概要 | 【分布】 西太平洋からインド洋の亜熱帯、熱帯の海岸に広く分布する。国内では屋久島以南や小笠原に分布し、徳之島では干潟の外周のやや乾いた場所で見られる。オキナワハクセンシオマネキとともに、見られることが多い。 【生態】 イノーのうち、干潟になっている時間が長い乾いた砂泥や砂礫に生息する。春から秋、暑いと感じられる日に巣穴から出てくるが比較的寒さに強い。警戒心が強く、素早く巣穴に逃げ込む。雄は雌の気を引くために、大はさみを大きく振る。雄どうしが大はさみの見せ合いや、はさみ合い、タックルなどで争う。砂泥に含まれる有機物=動物の死骸や植物のかけら、プランクトンなどを砂泥ごと口に含み、こしとって食べる。産卵期は夏から秋と考えられるが、卵や幼生の大半は外洋に流出してしまう。 【島内の目撃情報】 浅間から前野にかけてのイノー(干潟)に生息し、草が生えている砂地周辺に多い。ほか、天城町総合運動公園の南西端の水路周辺にも多い。トリトリデッキの周囲の岩の上にも、少数が見られる。 |
観察できる場所 | 浅間から前野の干潟 |
天城町の文化財、民俗、島の自然などに関わる情報を集め、公開しています。現在も様々な情報を日々登録し、拡大を続けています。古い写真、先祖から伝わる行事や昔話、貴重な農具や漁具などを調べていますが、まだまだ眠っている事物がたくさんあります。町民のみなさまが受け継がれた伝承や、お持ちの民具などがございましたら、ユイの館までお知らせいただけると幸いです。
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。
データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
http://yuiamagi.html.xdomain.jp/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
http://yuiamagi.html.xdomain.jp/amagi_isan/
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