オニヒザラガイ ( Chitons )
名称(ヨミ) | オニヒザラガイ |
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中分類 | ヒザラガイ類 |
形態 | 楕円で全長7センチほどになる。もっと大きくなる地域もある。中央に8枚の白っぽい殻が並んでおり、その周りの肉帯には黒っぽい棘が密生するのが特長。他の国内産ヒザラガイは本種ほど棘が発達しない。殻が分割し、柔軟な肉帯を持つ構造によって、アワビなどよりも岩やサンゴの曲面に隙間無く張り付くことが出来る。色については、付着する海草の色合いによっても変化する。 |
概要 | 【分布】 西太平洋からインド洋にかけて広く分布するが、スポット的に分布しない地域があるというデータがある。徳之島では、日当たりの良い潮干帯の岩場に見られる。 【生態】 満潮時に採餌する、あるいは夜間のみ採餌するともいわれるが、定かではない。岩の表面にコケのように生えている藻類を、鉄分を含む強力な歯舌(しぜつ)で、岩ごと削り取って食べる。繁殖行動など、不明点が多い。 参考:徳之島ではクージマと呼び食用にする習慣がある。下茹でしてから殻や棘、内臓などを丁寧に取り除いてから利用する。味や食感はトコブシに似ている。家庭によって調理法は様々だが、奄美群島で特徴的な油味噌にしたり、酢味噌で和える。フライや野菜などと共に炒めることもある。時期が重なると、イソアワモチとともに採集され、一緒に調理される。ただし、イソアワモチはぬめりと汚れを取り去るのに、更に時間を要する。 【島内の目撃情報】 石灰岩の海岸で、海草が岩に付着している海岸で見られる。 |
観察できる場所 | 町内の岩場の海岸なら、どこでも観察できる。 |
天城町の文化財、民俗、島の自然などに関わる情報を集め、公開しています。現在も様々な情報を日々登録し、拡大を続けています。古い写真、先祖から伝わる行事や昔話、貴重な農具や漁具などを調べていますが、まだまだ眠っている事物がたくさんあります。町民のみなさまが受け継がれた伝承や、お持ちの民具などがございましたら、ユイの館までお知らせいただけると幸いです。
なお、データベースに登録された写真や文書は、閲覧のほか個人資料や、教材等にご活用いただけるよう公開しています。ただし、それぞれ撮影者や筆記者の著作権がありますので、ご利用の際は天城町文化遺産データベースからの引用を明確にしてください。また、商用でのご利用については、お問合せください。言い伝え、民具などの情報や、データベースのご利用に関するご意見・ご質問は、天城町歴史文化産業科学資料センター・ユイの館( TEL:0997-85-4729 )までご連絡をお願いいたします。
データベースおよび関連コンテンツをまとめた、天城町 文化遺産データベース ポータルのURLは下記のとおり。スマートフォンサイトへのリンク、QRコードも用意しています。
http://yuiamagi.html.xdomain.jp/
広報あまぎと、データベースの連携企画、シリーズ天城遺産のURLは下記のとおり。
http://yuiamagi.html.xdomain.jp/amagi_isan/
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