ホウロクシギ

ホウロクシギ (Far Eastern Curlew)

名称(ヨミ)ほうろくしぎ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態シギの中では大型でコサギほどの大きさ。先が下へ湾曲した長いくちばしが特徴。ダイシャクシギよりも、くちばしが長い。全身がやや黄色味のある褐色と濃い褐色の班で覆われており、翼の下側も同様の色合い。ダイシャクシギは、腹、翼の下側、背から尾羽にかけて白い点が異なるため、飛行していれば見分けやすい。雌雄同色。
生息種類旅鳥
概要二国間渡り鳥等保護条約、ワシントン条約により国際希少野生動植物に指定されている。

【分布】
ユーラシア大陸北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、東南アジアやオセアニアで越冬する。徳之島には、春秋の渡りの時期に干潟や河口で見られる。

【生態】
1羽もしくは数羽で渡来し、比較的短期間で渡去する。島にいる間はほとんど鳴かない。長いくちばしをカニの穴に差し入れて採餌する。カニは、ハサミや足を振りちぎって胴体だけを食べることが多いが、ちぎった足を拾って食べる場合もある。ほか、ゴカイなども食べる動物食。

【島内の目撃情報】
松原から浅間にかけての干潟で見られることが多い。ほか、徳之島町の大瀬川や河口で干潮時に見られる。
観察できる場所干潟、干潮時の河口周辺

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