コアジサシ

コアジサシ (Little Tern)

名称(ヨミ)こあじさし
中分類チドリ目
小分類カモメ科
形態ヒヨドリほどの大きさの小柄なアジサシ。全体に白く見えるが、くちばしは黄色、頭が黒く額には正面から見ると三角形の白斑、翼の上面が薄い灰色である。ツバメのようなシャープに二叉した尾羽が特徴。
生息種類夏鳥(渡鳥)
概要二国間渡り鳥等保護条約、ワシントン条約により国際希少野生動植物に指定されている。

【分布】
中国東岸や日本国内で繁殖し、東南アジアやオーストラリアに南下して越冬する。徳之島では夏鳥で、海岸の岩場や砂地でコロニーをつくって繁殖する。

【生態】
アジサシの名に相応しく、水面から数メートルの高さで空中停止して狙いを定め、突き刺すように水中へ突進して魚をとる。繁殖期には「ケケレ、ケケレ」とつがいで声をかけながら海岸を飛んで餌を探し、雄が雌に魚を貢ぐ姿が見られる。巣は作らず、岩場や砂浜にそのまま3個ほどの卵を産む。7月下旬には雛も十分成長して海岸を離れて飛び去る。昨今の猛烈な台風でコロニーが流される場合もある。

【島内の目撃情報】
島内数か所で観察されるが、繁殖地保全のため、情報掲載はなし。

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