ススキにとまるセッカ

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セッカ ( Zitting Cisticola, Streaked Fantail Warbler )

名称(ヨミ)せっか
中分類スズメ目
小分類セッカ科
形態スズメより小さく、尾は長いが体はメジロよりも小さい。徳之島では最小の野鳥。体の上面は黄色っぽい褐色で腹は白く、頭頂にこげ茶の縦線が入る。翼はこげ茶。尾羽は黄褐色に黒い横縞が3本入り、後端が白い。足使いが巧みで、開脚して左右別々の草の葉やススキの茎などにつかまることができる。雌雄同色。
生息種類留鳥
概要【分布】
国内では本州から沖縄県、八重山諸島まで繁殖するが、北の個体は暖地で越冬する傾向がある。

【生態】
春から夏にかけ、繁殖期になると「ヒッ ヒッ ヒッ ヒツ、チチッ、チチッ、チチチチチチ・・・」と鳴く。チッはカチッという金属音に近い個体が多いものの、全てではない。本土産の声は金属音でなはなく差があるが、亜種関係ではなく同種とされている。繁殖期以外では「キュゥイ」「キュァ」と鳴く。サトウキビやススキなど草の茂みに巣を作って子育てする。小さな昆虫やクモなどを食べる。テリトリーを守る際には威嚇の姿勢をとるが、強い威嚇ほど尾羽の角度が垂直に近づく。島ではヒバリと呼ばれることもあるが、ヒバリ科のヒバリとは無関係。

【島内の目撃情報】
繁殖期は、草丈の長いサトウキビやススキの多い場所などを好むが、それ以外の季節は、開けた牧草地や空港の草地のような数十センチの草丈の場所でも見られる。民家の庭を好んで訪れることはないが、近くに草地があれば時折現れる。
観察できる場所サトウキビ畑、牧草地

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