繁殖羽のアオサギ(浅間干潟、2024年3月上旬)

アオサギ (Grey Heron)

名称(ヨミ)あおさぎ
中分類ペリカン目
小分類サギ科
形態体長は1メートル近くになり、国内のサギ類では最大。背や翼の上面が青っぽい灰色で、首から胸にかけて黒い縞模様が入る。くちばしと足は黄色みがある。メスはやや小柄だが、見分けは難しい。島内ではツルと間違われることがしばしばあるが、稀に渡来するナベヅルやマナヅルは灰色ではなく、白黒がはっきりしている。ナベヅルは同大だが、他のツルはほとんどが大型でアオサギよりはるかに大きい。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要【分布】
亜種を含めユーラシア大陸、アフリカ大陸で広く繁殖する。本州と四国では留鳥、北海道では夏鳥で冬は南下して越冬する。徳之島では本来ならば冬鳥だが、ほぼ周年見られる。アオサギは性成熟に2年かかり、その間は島で生活を続けるためと考えられる。

※参考
南北アメリカ大陸やガラパゴス諸島にはアオサギでなく、コウノトリと同大のオオアオサギ(Great Blue Heron)が分布する。

【生態】
畑や河川、干潟で見られ、バッタなどの昆虫、カエル、カニ、魚類、ネズミやヘビも食べる。警戒心が強く、あまり近づくことができない。反面気が荒く、他のサギ類などを襲って餌を奪うこともある。しわがれた声で「シギャ、シギャ」と鳴く。

【島内の目撃情報】
バッタ等の多い牧草地、浅い河川やダムの湖畔、干潟などで見られる。特に3~5月の春の渡りの時期には、100羽におよぶ大きな群れが浅間や岡前の干潟で観察されたことがある。
観察できる場所牧草地、畑、河川、池、干潟

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