家々を回りドンドン節を歌い踊る

餅たぼり(与名間集落)

中分類島の唄と踊り
遺産名(ヨミ)ムチタボリ(ヨナマシュウラク)
資産概要年2回、送り盆の日と旧暦の9月もち米の種子を浸けるころに行われていた。若年世代で行われ、男女着物を取り替え、覆面をして顔をわからないようにし、三味線・太鼓に合わせて歌い・踊りながら、各家庭を回った。各家庭では、酒・さかな・餅を準備し、差し上げた。なお、歌詞にはいくつかのバリエーションがある。

【歌詞】
門口(かどぅぐち)ぬ唄(うた)や 無礼(ぶりい)ながらやしが
ヨーイヤーナ
物知(むぬし)しらじ やむんぬ 許(ゆる)ちたぼり
ハイヤセンソソライトナー

踊(うどぅ)り踊りうどぅり くとぅしやね踊り
ヨーイヤーナ
やねがさきなりば くわなちだきゅんど
ハイヤセンソソライトナー

餅(むち)たぼり たぼり 祝(ゆうぇ)いの餅(むち)たぼり
ヨーイヤーナ
あたらさや あてぃんば ひとつたぼれ
ハイヤセンソソライトナー

餅(むち)ふさいちあらんど 米(くめ)ふさいちあらんど
ヨーイヤーナ
昔親(むかしうや)がなし しつけならんど
ハイヤセンソソライトナー

なんめぇ植(う)ゆん田ぐゎや ちゅきゃぶとぅてぃ植(う)ゆしが
ヨーイヤーナ
五、六月なりば 畦枕(あぶしまくら)
ハイヤセンソソライトナー

畦(あぶし)ぐいぬ水(みじ)や むやぐれば止まる
ヨーイヤーナ
わきゃが年頃(とぅしぐる)や 止めやならんど
ハイヤセンソソライトナー

うん田ぐゎや吾田(わた)や しゅん田ぐゎや吾田(わた)や
ヨーイヤーナ
わぁ嫁(ゆみ)なてぃ 来(き)ゅん人(ちゅう)や ま米(ぐみ)まんだき
ハイヤセンソソライトナー

植(う)まり稲(いに)ガナシ 鎌(かま)かけてぃみぶした
ヨーイヤーナ
美(きゅ)ら生(う)まり女子(うなぐ) 手(てぃ)かけみぶさ
ハイヤセンソソライトナー

六十一願(にご)てぃ 七十三ぐぁ願てぃ
ヨーイヤーナ
八十八願てぃ 九十九(くんじゅうく)まーで
ハイヤセンソソライトナー

早(ふぇ)らし 早らし 早らし なないとも早らし
ヨーイヤーナ
大道端(ふみぃちばた)やむんぬ なないと早らし
ハイヤセンソソライトナー
関連資料https://drive.google.com/file/d/1W4NNE-AbnjWXzGJ-s5_6o2Wak8gD62kI/view?usp=sharing

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