撮影 向井渉

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青葉蒸し器「茶葉蒸熱機」

登録番号14778
資料名(ヨミ)アオバムシキ チャヨウジョウネツキ
別名青葉蒸し器
別名(ヨミ)アオバムシキ
分野民俗
員数1
地域入間市/東金子地区
年代近代
現地呼称青葉蒸し機
指定国登録有形民俗文化財
銘文
法量(高さ/たて)cm38.0
法量(巾/よこ)cm104.0
法量(奥行き)cm29.0
資料解説製茶用具 青葉を蒸す道具。
明治33年静岡県掛川市の松浦氏の発明したもので、茶を均一に蒸すことが可能として好評を博し、大正初期に埼玉県所沢市の川田氏が製造の権利を取得し量産している。内部に羽根のついた回転軸を備えた箱型の蒸し器で、手回しで茶葉を攪拌しながら蒸す。羽根は交互で若干ひねりが加えられ蒸葉がスムースに送り出されるようになっている。加えて羽根にはシュロ縄を巻きつけ羽根に茶葉が焼きつかないよう工夫してある。

茶葉蒸熱機(改良型):茶葉蒸熱機(青葉蒸し機)の本体を基本に改良し、蒸気発生装置より蒸胴内への蒸気導入による蒸熱。動力源を応用した蒸葉拡散装置、送風装置を組合せ、冷却により蒸葉品質低下の防止を図るなど画期的なもので、現在の蒸し機オートメーションシステムの原形を型作っている。

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