撮影 向井渉

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青葉蒸し器

登録番号14753
資料名(ヨミ)アオバムシキ
分野民俗
員数1
地域入間市/西武地区
指定国登録有形民俗文化財
銘文
法量(高さ/たて)cm41.0
法量(巾/よこ)cm117.0
法量(奥行き)cm30.5
法量(メモ)本体  (横88㎝ 縦(すべて41㎝)(ふた10.2部分㎝)(下部分10.5㎝)) 軸104㎝ ハンドル13.5㎝ 羽18枚
資料解説明治33年静岡県掛川市の松浦氏の発明したもので、茶を均一に蒸すことが可能として好評を博し、大正初期に埼玉県所沢市の川田氏が製造の権利を取得し量産している。内部に羽根のついた回転軸を備えた箱型の蒸し器で、手回しで茶葉を攪拌しながら蒸す。羽根は交互で若干ひねりが加えられ蒸葉がスムースに送り出されるようになっている。加えて羽根にはシュロ縄を巻きつけ羽根に茶葉が焼きつかないよう工夫してある。

なお、この写真は「青葉蒸し器付属品」を蒸胴内より連動する回転軸の外側に装着したもの。そのため、この篭も回転運動を伴う。
羽根により、送り出された蒸葉はこの朝顔の花に似た筒状の篭に至る。この部分で、蒸し葉が拡散されると同時に、速やかな冷却が行われ、蒸葉品質の劣化を防ぐことが可能になる。

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